体調についての記録

体調について記録していきたいと思います。

乳がん手術から病理検査報告まで

手術が終われば今まで通りの日常がもどると思っていた。なぜなら、腫瘍部分だけ取り除き乳房温存でいいと言っていた担当医が、手術前までは、「全摘することになったので、手術が終わったら放射線もしなくていいですしね」と明るく言っていたから。その言葉をまあそのまま受け止めて疑っていなかった。しかし、本当の病気の状態がわかるのは手術の後だということが、退院1ヶ月後に担当医から告げられた、手術の時にとった乳房による病理検査の結果報告でわかった。手術前は2.5cmでステージⅡと言われていたが、実際は8.2cmありステージⅢだった。術前、全身検査も一度もしてない。これで全身検査で他への転移がみつかればステージⅣやし。担当医に全身検査をしなくていいのか尋ねると、造影剤CTでいいですかねというような、したいのならしましょうかという感じだった。あと、術後何もしなくていいと言われていたのに、放射線どころか抗がん剤をしなくてはならなくなった。それも2週間後から始めましょうかという担当医。手術したら終わりと思っていたから仕事の調整もしてないし、歯の治療だって入院前からストップしたまま。治療方針が変わったのなら、それがわかった時点で教えてほしいと思った。そこからバタバタと仕事の調整、再入院の準備、セカンドオピニオンの意見を聞きに行ったり、抗がん剤をする前に治しておかないといけない歯の治療のために歯医者に行ったりした。結局、歯の治療が2週間後に間に合わなくて1回目の抗がん剤はステージⅢと言われた診察から1ヶ月位後になった。

 

〇手術の痛み

手術により感じる痛みは人それぞれで、痛いと感じる人もいれば痛みを感じない人もいるようで、私はその点はラッキーでほとんど痛みを感じる事がなかった。移植は広背筋だけでは足りなくて、お腹の肉も少しとって胸に移植したのだけど、強いていえば、お腹の肉をとったと思われる箇所に鈍い痛みがあるくらいだった。手術当日一番辛かったのは、術後夜中まで酸素マスクをつけていなくちゃいけなくて水分が取れなかったこと。お水が飲めた時はとても嬉しかった。

手術の出血がおさまるまで体内の血を外に出すため、2週間位、体内にチューブが入っている状態だったのだけど、それを抜く時はさすがに痛いのだろうなと覚悟していたけど、それも全然痛くなかった。

 

〇入院期間

入院期間は23日間。移植なしの全摘のの人はもっと短く2週間以内で退院できると思うけど、移植した人はだいたいそれくらい入院してたと思う。入院している間は友達が持って来てくれた本を沢山読んでいたので退屈だと思う事はなかった。

 

〇食事制限

食べ物は特に制限がなかった。食欲も普通にあり、病院食もほぼ完食。

 

〇入浴

お風呂は2日に1度で時間は20分ほど。術後、4日目くらいからシャワーできるようになったと思う。それまでは看護師さんが上半身をタオルで拭いてくれたり、自分で拭いたりした。シャワーができるようになってからも、チューブが繋がっている間はチューブを濡らしたらダメなので下半身だけしかシャワーできなかった。髪の毛は洗面台で洗った。