乳がんの広背筋移植について
私は乳がんを取り出すのに全摘（乳首と皮は残して）し、広背筋を移植することを選択した。
本当、乳がんの知識がほぼ無い中で選択しないといけないので、すごく悩んだし、めちゃくちゃ不安だった。
前にもブログで書いたけれど、摘出の選択については、先生の提案（温存）をそのまま受け入れずに、ネットで調べて、分からないなりに自分で判断して全摘にして本当によかったと思っている。このことについては過去のブログに記載してます。
移植については、私が手術する時は、インプラントによる再建が不可の時だったので、お腹の組織か広背筋（私の場合は+お腹の脂肪）を移植するか、全摘して再建しないかの３択で、迷った末、広背筋を選択したのだけれど、他の2つはどんな感じなのか経験してないので、どれがベストなのか本当のところは分からない。
私が広背筋を選択したのは、お腹だと血管を繋ぎ直すため、組織の全壊死が起こる可能性があるというのをネットで見たから。広背筋も背中に水が溜まりやすいということが欠点として挙げられていたけれど、なんせ全壊死っていう響きが怖っ！て思ってしまった。ほぼ直観みたいなところは否めない。
現在、手術から約１年、広背筋を移植した胸は、移植直後よりも少し小さくなったのと、力を入れると、筋肉のところがムキっとなって胸の形が変になる。乳首もペシャっと潰れた感じ。（乳首は移植方法は関係ないけれど）
最近まで、ズキっと胸に痛みを感じる事があったけど、ここ３週間くらい、胸の痛みを感じることがない。ただ、脇の下が突っ張ったような違和感はずっと残っているし、手を真っ直ぐに上に上げるのが結構辛い。いつかそんな違和感等はなくなるのか、永久に残るのかわからないけれど、手術から1年経過した今、慣れもあるけれど、まあ、大丈夫かなって思える感じになってきた。
